紅茶にアレルギーが出る人はいるの?
繊細な味わいは奥深い世界へと誘い、リラックス効果と相まって最高の飲み物に思える紅茶ですが、実はアレルギーが出る人がいるようです。
紅茶を飲んでアレルギーと聞くと驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、紅茶に含まれる成分にアレルギー的な症状を発してしまう方もおり、それは残念なことです。紅茶のアレルギー症状などには何はあるのでしょうか?
目次
紅茶アレルギーとは
人も食べ物も無数にある世の中ですので、紅茶が飲めない人がいても不思議ではありません。紅茶を飲むと、めまいや視界がぼやける、頭痛が始まり吐き気をもよおしてくるなどの状態になるそうです。
しばらくすると収まるケースがほとんどですが、その間は何もできない程ひどくなってしまう方もいます。紅茶の名にがそれほどの反応を引き起こすのでしょうか?
タンニンとポリフェノール
含まれるタンニンは、貧血の原因となることがあります。タンニンは紅茶の渋みを感じさせる成分で、ワインなどにも含まれ欠かせない成分なのですが、鉄イオンと結びつく性質があり、大量に摂取してしまうと鉄分の吸収を妨げる場合があります。
コーヒーや緑茶にもタンニンは含まれているのですが、紅茶はその含有量が多いのが特徴です。紅茶にはポリフェノールが含まれているのをご存知でしょう。ポリフェノールはダイエットに効果的で、脂肪吸収を抑制し排出を手伝うことで余分な脂肪が蓄積されるのを防いでくれます。
しかも肌の栄養補給となりターンオーバーを正常に戻す効果があるので、紅茶には美肌効果があるのも嬉しいことです。しかしこのポリフェノールは、脂肪を排出するのと同じく貴重な栄養素も一緒に出してしまうことがあります。
このため、せっかく食事で栄養補給をきちんとしていても、一緒に飲む紅茶のせいでそれらを吸収できず、結果として栄養不足に陥ってしまう可能性があるのです。これは紅茶の直接的なアレルギーではありませんが、食事の時には紅茶の控えるのも一つの方法です。
アナフィラキシーショックも
紅茶アレルギーは、それを持つ人には意外なほど怖いもので、アレルギーを持った人が短時間で紅茶を大量に摂取すると、アナフィラキシーショックを起こす可能性さえあります。こうなると血圧が急速に低下し血流が正常な状態を保てず、意識の低下を引き起こす場合があります。
まとめ
以上が考え得るアレルギーなどですが、実際は急激にこのような症状を発することはまれでしょう。そうなると速やかに医療機関に行くべきですが、毎日適量に抑えて紅茶を楽しむようにしましょう。