紅茶資格を家庭で役立てる方法
紅茶について学ぶのは、もしかすると義務教育より時間のかかる険しい道かもしれません。紅茶の世界は奥が深い上に、どうしても外国が本場の文化だからです。
そのため、入門編とはいえ通信講座などで少しでも紅茶について学べるのはありがたいことです。紅茶好きが高じて資格を取得できたなら、家庭ではどのようにその知識を生かすことができるでしょうか?
紅茶の効能
紅茶はカフェインやビタミン、その他多様な栄養素によって様々な効能が期待できます。そのため、美味しい淹れ方とふさわしい種類の紅茶を使いこなせるようになれば、自分の生活を補助的に支える相棒として最大限に活用できます。
紅茶には集中力を一時的に向上させる効果が発見されています。疲労軽減にも効果的なようで、L-テアニンとカフェインという物質が学業でも仕事においても集中力をアップさせ、紅茶を飲まなかった人に比べて仕事の効率でも違いをもたらしたという研究結果があります。
ある実験は紅茶のポテンシャルを明らかに
オランダで行われた実験では、40人以上の若い人たちを被験者として紅茶の効能が調べられました。
あるグループには紅茶を与え、その他には偽薬(効果は何もない)を与え、紅茶がどのように影響を与えるか観察されたのですが、紅茶を飲んでから30分以上が経過すると、同じ作業を行っても紅茶を飲んだグループ全員の作業の正確性が、飲まなかったグループに比べて高かったという結果になりました。
作業のスピードも向上しており、有効成分の効果が認められたと報告されています。興味深いのはその後の経過で、紅茶を飲んだグループは疲労からの回復が早く、また疲労の度合いも軽いと答えた人が多かったと記録されています。
家で飲むだけで違う
これは前述のL-テアニンとカフェインの相乗効果が、集中力と体力を要する作業に対してその補助を担っていたことが理由のようです。これは学業や仕事に重要で、家で紅茶を飲んで出かけるだけで、気づかない範囲で自分の集中力や持続力が一時的に向上する可能性を示唆しています。
家で紅茶を飲めば無敵になれるというわけにはいかないものの、実際の観察実験を通してこれほどの違いが報告されると、家庭でも紅茶を取り入れたくなるかもしれません。そうしたパワーアップ的な効能以外にも、リラックスや疲労軽減の効果は古くから知られており、ぜひとも上手に活用したいものです。
まとめ
今回は紅茶の効能のほんの一部をご紹介したにすぎません。家庭では家族や自分のために、紅茶の持つ力を生かすことができます。たかが飲み物と思えるかもしれませんが、日々の生活において想像以上の力を発揮してくれるのです。